【キャリアアドバイザー】なぜ内定辞退されるのか?人材紹介の内定承諾率を最大化するポイントを解説

求職者支援 ノウハウ
コラム記事アイキャッチ_内定承諾率最大化のポイント

内定が出ても承諾に至らず決定数が伸び悩むのは、多くのエージェントが直面する課題です。せっかくの努力を水の泡にしないためには、求職者の心理を深く理解し、求職者の状況に合わせた適切な介入が欠かせません。本記事では、「なぜ内定承諾に至らないのか」という低い根本的な理由と、弊社での成功事例に基づいた具体的な解決策を徹底解説します。

【この記事でわかること】
  • 内定辞退になる根本的な4つの原因
  • フェーズ別|内定辞退を防ぐために必要な打ち手
  • 内定承諾率を上げるための具体的な行動・マインド
無料お役立ち資料
人材紹介を成功に導く”求人データベース”の活用法

「求人の確保」や「面談ノウハウ」に課題を感じている方へ。事業成長のヒントを資料でチェック!

資料を無料でダウンロード

人材紹介における「内定承諾率」の重要性と相場

人材紹介ビジネスにおいて、内定承諾は売上に直結する最重要の出口指標です。どんなに集客や面接設定に力を入れても、最後の承諾が得られなければ事業としての成果はゼロになってしまいます。まずは、業界の標準的な基準を知り、承諾率向上がもたらす経営的インパクトを正しく認識することが重要です。

決定数に直結するKPIの考え方

人材紹介業界における内定承諾率の平均は、一般的に40%〜60%前後と言われています。しかし、優秀なアドバイザーはこの数値を70%以上に引き上げることも珍しくありません。

例えば、月間の内定数が10件の組織において、承諾率が50%(5件決定)から60%(6件決定)へ10%改善したとします。1名あたりの紹介手数料を100万円と仮定すると、これだけで月間100万円、年間1,200万円の売上インパクトが生まれます。集客コストを一切増やさずに利益を最大化できるため、承諾率の改善は最も効率的な事業成長の手段なのです。

なぜ辞退される?求職者が内定を承諾しない4つの根本原因

h2下アイキャッチ画像_内定辞退の4つの原因

内定辞退が発生する背景には、必ず「納得感の欠如」があります。なぜ求職者は最後の最後でブレーキをかけてしまうのか。その理由は大きく4つのカテゴリーに分類されます。これらを放置したままクロージングを行っても、求職者の心には響きません。

1. 企業風土・条件のミスマッチ

最も多い原因は、ヒアリング不足による条件のズレです。年収や勤務地といった表面的な条件だけでなく、働き方や組織風土、キャリアパスにおける優先順位が整理されていないと、内定後に「本当にここでいいのか」という迷いが生じます。

2. 他社選考との競合・優先順位の低下

転職活動はスピード勝負です。他社の選考スピードが速い場合や、第一志望群の選考が残っている状態で内定が出ると、比較検討の結果として辞退を選択されやすくなります。エージェントが各社の選考状況を正確に把握し、スケジュールのコントロールができていない場合に起こりやすいです。

3. 内定後のフォロー不足による不安

内定獲得はゴールではなく、新しい環境へのスタートです。しかし、内定が出た瞬間にエージェントとの接触が減ると、求職者は「入社して本当にやっていけるだろうか」という不安に襲われます。このときに心理的ケアを怠ると、現職の引き止めや若年層の場合は親ブロックによって気持ちが左右される確率が格段に高まります。

4. エージェントとの信頼関係が構築できていない

「この人は自分の人生を考えてくれている」という信頼がない限り、重要な意思決定を委ねることはありません。単なる「求人紹介屋」と見なされている場合、求職者は他社の状況や懸念点といった本音を話してくれません。信頼関係が欠如していると、重要な情報は得られないため、内定承諾に必要な材料を集めることが困難となります。

☑️なぜ内定承諾率が低いのか、具体的な課題がわからない…
そんな悩みをお持ちの方は、人材紹介事業の最前線でノウハウを培った求人データベースBeeの担当者に相談してみませんか?実務経験に基づいた具体的なアドバイスで、貴社の事業成長をサポートします。

【フェーズ別】内定承諾率を向上させる具体的アクション

h2下アイキャッチ画像_フェーズ別内定承諾率を上げるアクション

内定承諾率を高めるためには、内定が出てから動くのでは遅すぎます。初回面談から内定通知までの各フェーズで「伏線」を張っておくことが重要です。

1. 求人紹介・書類選考フェーズ:期待値の調整

初回面談後の求人紹介の段階では、求職者との強固な信頼関係を築き、就職・転職活動のゴールを明確にしましょう。成果を残しているコンサルタントの特徴として、初回面談の「アイスブレイク」「サービス説明」「ヒアリング」「求人紹介」の全てのタイミングにおいて徹底的な合意形成を図っています。

アイスブレイクと自己開示

まずは話しやすい雰囲気を作り、コンサルタント自身のバックグラウンドを伝えることで安心感を醸成します。ここで「他社選考状況」や「自分に期待すること」を本音ベースで引き出せるかが後のクロージングの質を左右します。

「両面提示」による期待値調整

求人のメリットだけでなく、あえて厳しい側面(不の部分)を事前に伝える「両面提示」が不可欠です。「事務職は有効求人倍率が低く、将来的なスキルアップが難しい側面もある」など、根拠を持って伝えることで、後のミスマッチを防ぎ、エージェントへの信頼を高めます。

「WILL/CAN/MUST」の接続

求職者のやりたいこと(WILL)だけでなく、できること(CAN)や、市場から求められること(MUST)を整理します。特に「1ヶ月以内に決める」といった時間軸の合意形成を最初に行うことで、選考が進んだ際のスピード感を担保します。
「求職者面談」実践|効果的な求職者面談の進め方
「求職者面談」実践|効果的な求職者面談の進め方
無料でダウンロード可能・閲覧
いますぐDL

2. 面接対策・選考中フェーズ:意向上げの仕掛け

選考中は単なる日程調整役に徹してはいけません。一次面接通過率が80%を超えるキャリアアドバイザーが実施していることとして、面接対策を通じて「企業への志望度をその場で引き上げる」仕掛けを講じています。

「就・転職活動の軸」と「応募企業」の強力な紐付け

面接対策で就活の軸をすり合わせした直後に、「今応募しているA社は、まさにその軸に合致していますよね」と再訴求を行います。これにより、対策前よりも高い意欲で面接に臨ませることが可能です。

徹底した事前・事後フォロー

面接前には、企業の魅力だけでなく懸念点も回収し、RAと連携して「不安払拭の材料」を事前に用意します。面接後には即座に感想をヒアリングし、前向きな感想があった際にはコンサルタントとして共感の姿勢を示すことでポジティブな要素を増幅させ、ネガティブな要素があった場合はすぐに内部で情報連携を行い、その日のうちに解消するスピード感が求められます。

可視化された対策ドキュメントの送付

口頭だけでなく、自己PRのフォーマットや逆質問の例、WEB面接の注意点などをまとめた「対策メール」を即座に送付します。この手厚さが「ここまでしてくれるなら、この人の紹介する企業で頑張りたい」という信頼を生みます。
✉️ 【フォーマット】対策メールの例

お世話になっております。〇〇の〇〇です。
本日は貴重なお時間を頂きありがとうございました!

○○○様とお話しさせていただく中で、「●●●」はすごく大切で素敵な軸だと思いました。ぜひ今後の就職活動においてこの軸を大事にしてください!!

【面接全体のポイント(3点)】
  • 第一印象を大切に!
    元気に明るくはきはきと!いつもの140%増しで!!
  • 結論から話す!
    ※一番大事。話が長い、回答がずれているのが落ちる主な原因です。
  • 他責にしない!
    ポジティブなフォローを心がけましょう。
【自己紹介のフォーマット】

「本日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。私は、○○○○と申します。○○年3月に○○大学を卒業後、……」

【逆質問のヒント】
  • 【御社で早く仕事を覚えたい】、1日のスケジュールは?
  • 【御社で早く活躍したい】、活躍している方はどんな方?
※面接は「会話」です。作り込んだ文章を暗記せず、誠実に自分の言葉で話せると良いですね!

3. 内定提示・クロージングフェーズ:意思決定の支援

いよいよクロージングですが、ここでは「強引に押す」のではなく、「納得して選んでもらう」ための客観的な支援が求められます。特に他社と比較して迷っている求職者には、情報の解像度を高めることが有効です。

RA・CAの連携による逆転

他社が本命で、自社案件が3番手という絶望的な状況でも、RAとCAが密に連携することで逆転は可能です。求職者の些細な意向の変化をRAが即座に企業へ伝え、企業側から「その不安を解消するための追加面談」や「条件提示」を引き出します。この連携ループを回し続けることで、候補者の心の中にあった「壁」を壊していきます。

体系化されたクロージングフロー

クロージングを行う際は事前に入念に準備を行った上で実施しましょう。その場のノリや行き当たりばったりのクロージングが成功することはありません。具体的には、クロージング面談では、以下のステップで思考を整理します。
クロージング前の思考整理フロー
  • 理想像の再言語化 「将来どうなりたいか」という最終的なゴールを改めて確認し、進むべき方向を明確にします。
  • スキルの構造化 現時点のスキルと、理想に到達するために必要な経験や要素を整理します。
  • 求人との接続 内定先で、それらの経験が具体的にどう得られるのかを紐付け、納得感を醸成します。
  • 「得られないもの」の提示 あえて欠点も伝えることで、信頼と納得感を最大化します。

思考が整理できたら、クロージング面談の前に面談で話すことや改めて内定獲得した企業の情報などを事前にテキストとして起こしておくと面談時に焦らずに求職者に伝えることができます。

比較表を作成して違いを可視化

A社、B社、内定先のメリット・デメリットを書き出した比較表を一緒に作成します。感情に流されず、中長期的なキャリアの観点から「どの選択が最も目標に近いか」を論理的に整理するパートナーとしての役割を果たします。

4. 内定後フォロー:不安の解消

コンサルタントの役割は内定承諾をされた時点では終わりません。「内定承諾後辞退」を未然に防ぐことも売上最大化のためには重要です。承諾後の辞退を防ぐためには、入社までの「空白期間」を埋めるフォローが必要です。

現職への引き止めを対策

現職に退職を伝えると、必ずと言っていいほど強い引き止めに合います。「年収を上げるから」「役職を用意するから」といった誘惑に対し、なぜ転職を決意したのかという「原体験の軸」を再確認し、揺るがない決意を固めてもらいます。

入社後の成功イメージの醸成

「入社後1ヶ月でこれを目指そう」という小さな約束を作ります。特に離職回数が多い方には、「ここで半年頑張れば、キャリアの市場価値が確実に変わる」と、未来への期待値を握り直します。入社当日まで定期的にLINEなどで連絡を取り、一人ではないことを伝え続けることが定着率向上にも繋がります。

「求職者マネジメント」で求職者を効果的に動かすヒント集
「求職者マネジメント」で求職者を効果的に動かすヒント集
無料でダウンロード可能・閲覧
いますぐDL

データに基づいた改善!人材紹介KPIツリーの活用

内定承諾率を改善しようとする際、その数値だけを見ていては本質的な解決になりません。承諾率は、それ以前のフェーズである「書類選考率」や「面接通過率」と密接に関わっています。

例えば、書類選考率が異常に高い一方で内定承諾率が低い場合、「数打てば当たる」方式で希望に合わない求人を無理に受けさせている可能性があります。逆に、面接通過率は高いが承諾されない場合は、選考過程での意向上げが不足していることが分かります。「どこにボトルネックがあるか」をKPIツリーで特定し、数値に基づいてアクションプランを立てることで、属人的なスキルに頼らない再現性のある改善が可能になります。

競合他社に勝つための「エージェントの介在価値」とは

現在の転職市場において、求職者は複数のエージェントを利用するのが当たり前です。その中で選ばれる存在になるためには、単なる「求人情報提供者」から「人生のパートナー」へと昇華する必要があります。エージェントの介在価値とは、「そのエージェントと話したことで、自分一人では気づけなかった可能性に気づき、未来にワクワクできること」です。そのためには、最新の市場データを提供するのはもちろん、求職者の強みが企業のどのシーンで活かされるかを具体的に語れる提案力を磨くことが必要です。地道な作業ですが、毎日10分、1社だけでもいいので徹底的に求人を深掘りする。このコツコツとした積み重ねが求職者への説得力となり、結果として求職者に信頼され、選ばれるエージェントに昇華する第一歩です。

まとめ|内定承諾率は「仕組み」と「信頼」で上げる

内定承諾率の向上は、一過性のテクニックで成し遂げられるものではありません。初回面談からの丁寧なヒアリング、選考中の戦略的な意向上げ、そして内定後の誠実なフォローという「仕組み」の構築が必要です。

明日から取り組めるチェックリスト

一つひとつのプロセスを仕組み化し、目の前の求職者に誠実に向き合い続けることが、内定承諾率を上げるためには必要です。今回の記事を参考に、まずは1件の面接対策からアプローチを変えてみてはいかがでしょうか。

内定承諾率の課題を解決する「求人データベース|Bee」

「なぜ内定承諾率が低いのか、具体的な課題がわからない」
「自社のやり方が属人化しており、チーム全体の決定数が伸びない」

そんな悩みをお持ちの方は、人材紹介事業の最前線でノウハウを培った求人データベースBeeの担当者に相談してみませんか?実務経験に基づいた具体的なアドバイスで、貴社の事業成長をサポートします。
まずは貴社の課題を営業担当にご相談ください!⇒営業担当に無料で相談する

×
無料相談
人材紹介のプロに
課題をぶつけてみませんか?
スタッフ
求人データベースBeeのご案内とともに、貴社の人材紹介事業課題に合わせて最適なご提案を提示します。
自社の課題について相談
※強引な営業は一切ありません
※最短当日中に担当よりご連絡します